イチジク(無花果)

【野菜ソムリエの生産者訪問日記】

 

皆さん、こんにちは。野菜ソムリエプロの山村聖子です。

今回は、7月24日にイチジクを生産されている「あさくらファーム」さんを見学した内容をご紹介します。

 

イチジクは、漢字で無花果と書きますが、花はないのでしょうか。

外からみることはできませんが、じつは、あのプチプチとした食感を生み出している実の中にある赤いつぶつぶが花なのです。

 

JA豊橋イチジク部会31名の方々は、ハウスの加温栽培、無加温栽培、露地栽培の3つの方法でイチジクを生産し、6月から11月頃まで出荷されています。その中で朝倉さんは無加温ハウス栽培をされています。

ハウスに近づいていくと、イチジクのあまい香りがふわ~っと漂ってきます。大きな葉が茂るハウスの中に入っていくと、緑色の実がたてに伸びる枝に等間隔に行儀よくたくさんなっていました。完熟が近づくと緑色の実は赤みを帯びてきます。中でも光をたっぷり浴びると色づきが良くなります。右の写真をご覧ください。イチジクは樹形が特徴的で、主枝(太い枝)を主幹(幹)に対して直角にT字型に仕立て、側枝(実がなる枝)を上に向かって伸ばします。


見学者から「切ってみると中が茶色のことがあるのですが?」という質問がありました。「それは、小さな虫が中に入り汁を吸ったあとで、虫はその後外に出ますので、見栄えが悪いですが食べるのには問題ありません。」とのこと。朝倉さんは、被害を減らす方法として、ハウスに0.6㎜のネットや虫が嫌がる光を反射するマルチをはりという対策をされていました。

この他にも、有機物、もみ殻等をまいて土をふかふかにする等、より良い環境をつくり、育てているこだわりが伝わってきました。

ハウスから作業場に移動し、朝倉さんお手製のドライイチジク、イチジクジャムをいただきました。ドライイチジクは嚙みながら広がる香りと甘さで、手がとまらなくなりました。参加者からはワインと一緒にいただきたいという声も聞こえてきました。イチジクジャムもやさしい甘さでクラッカーなどの塩味と相性が良かったです。今のところ試作段階ですが、是非商品化してほしいものです。


さて、みなさんは、購入の際にイチジクのどんなところを見て選びますか?

市場での評価(規格)は、お尻の割れや色づきの悪さで下がってしまいます。ですが、お尻が割れているものは、中の色が見えるので熟度がわかりやすいというメリットもあります。お好みの熟度もあるかと思いますが、中がピンクよりも濃い赤ほど熟しています。先に書きましたように、皮の色は日当たりで変わります。ということで、皮が緑色をしてお尻が割れていても、美味しいイチジクである可能性もあります。今度ご購入される際には、参考にしてみてください。

◆◆◆JA豊橋のイチジク基本情報◆◆◆

出回り時期: ハウス加温  6月上旬~9月末

      ハウス無加温 7月中旬~10月中旬

      露地     8月上旬~11月中旬

品種:  桝井ドーフィン、サマーレッド

流通:  出荷団体/JA豊橋  お問合せ電話番号 0532-25-3550

    市場/大一青果、豊橋中央青果市場

    小売/ゆめ彩館

    ※あさくらファームの出荷先は、JA、食彩村、産直プラザ岩田

(いずれの店舗も購入の際は、念のため入荷しているかご確認いただければと思います。) 

「イチジク」についてもっと知りたい方は、 PDFファイルをご覧下さい。

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